あなたもあなたの子孫も生きている限り、
あなたの神、主を畏れ、
わたしが命じるすべての掟と戒めを守って
長く生きるためである。
イスラエルよ、
あなたはよく聞いて、忠実に行いなさい。
そうすれば、あなたは幸いを得、
父祖の神、主が約束されたとおり、
乳と蜜の流れる土地で大いに増える。
聞け、イスラエルよ。
我らの神、主は唯一の主である。
あなたは心を尽くし、魂を尽くし、
力を尽くして、
あなたの神、主を愛しなさい。
今日わたしが命じる
これらの言葉を心に留めなさい。
また、レビの系統の祭司たちの場合には、
死というものがあるので、
務めをいつまでも続けることができず、
多くの人たちが祭司に任命されました。
しかし、イエスは永遠に生きているので、
変わることのない祭司職を持っておられるのです。
それでまた、この方は常に生きていて、
人々のために執り成しておられるので、
御自分を通して神に近づく人たちを、
完全に救うことがおできになります。
このように聖であり、罪なく、汚れなく、
罪人から離され、
もろもろの天よりも高くされている大祭司こそ、
わたしたちにとって必要な方なのです。
この方は、ほかの大祭司たちのように、
まず自分の罪のため、
次に民の罪のために
毎日いけにえを献げる必要はありません。
というのは、このいけにえはただ一度、
御自身を献げることによって、
成し遂げられたからです。
律法は弱さを持った人間を大祭司に任命しますが、
律法の後になされた誓いの御言葉は、
永遠に完全な者とされておられる御子を
大祭司としたのです。
「あらゆる掟のうちで、どれが第一でしょうか。」
イエスはお答えになった。
「第一の掟は、これである。
『イスラエルよ、聞け、
わたしたちの神である主は、唯一の主である。
心を尽くし、精神を尽くし、思いを尽くし、
力を尽くして、
あなたの神である主を愛しなさい。』
第二の掟は、これである。
『隣人を自分のように愛しなさい。』
この二つにまさる掟はほかにない。」
律法学者はイエスに言った。
「先生、おっしゃるとおりです。
『神は唯一である。ほかに神はない』
とおっしゃったのは、本当です。
そして、『心を尽くし、知恵を尽くし、
力を尽くして神を愛し、
また隣人を自分のように愛する』ということは、
どんな焼き尽くす献げ物やいけにえよりも優れています。」
イエスは律法学者が適切な答えをしたのを見て、
「あなたは、神の国から遠くない」と言われた。
もはや、あえて質問する者はなかった。