2024年3月10日(日) 「四旬節第4主日」

-> 朗読箇所参照

主任司祭 高橋 史人

福音朗読のヨハネ福音書には、 「モーセが荒れ野で蛇を上げたように、人の子もあげられねばならない。 それは、信じる者が皆、人の子によって永遠の命を得るためである。」 (ヨハネ3章14〜15節)と書かれています。

旧約聖書民数記21章では、イスラエルの人々の背きの罪のために送られた、 火の蛇を退けるために、預言者モーセは青銅の蛇を造り、 それを旗竿の上に掛けたという記述があり、火の蛇に咬まれた者は誰でも、 その青銅の蛇を仰ぎ見ると生きたと記されています。

この旧約聖書の記述と同じように、 十字架の上に掛けられたイエスさまを仰ぎ見る信仰によって、 永遠の命を得ることが、このヨハネ福音書にイエスさまの言葉として記されています。

わたしたちの救いのために、十字架上でご自身を捧げられたイエスさまを 心にとめて祈りましょう。