2024年6月9日(日) 「年間第10主日」

-> 朗読箇所参照

主任司祭 高橋 史人

この箇所は、アダムとエバが神さまから禁じられていた木の果実を 食べてしまった場面です。
神さまは創造主ですので完全な方ですが、 人間は被造物ですので必ず不完全さを持っています。 なので、人間は間違えてしまうことがあります。

大切なのは間違えてしまったとき、素直にそれを認めることです。
しかし、アダムとエバは自分の間違いを、アダムはエバのせいにし、 エバは蛇のせいにして、自分の間違いを他者のせいにしました。 そのため、神さまはアダムとエバを人として成長させるために、 エデンの園から旅立たせました。

この物語を心にとめて、わたしたちも自分の間違いを素直に認めて 信仰の道を生きていくことができるように、神さまに祈りましょう。