栃木県宇都宮市のカトリック教会
カトリック松が峰教会
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主任司祭
高橋神父 (Franciscus Fumihito Takahashi)
- 宗教法人カトリックさいたま教区司祭
- カトリック松が峰教会主任司祭、カトリック日光教会管理者、カトリック今市教会管理者、カトリック那須教会管理者、カトリック烏山教会管理者、カトリック大田原教会管理者
- 学校法人北関東カトリック学園松が峰幼稚園副園長
- 喜連川社会復帰促進センター教誨師
- 在世フランシスコ会栃木地区峰兄弟会会員
教会沿革
松が峰教会は、1888(明治21)年パリ外国宣教会のカジャック神父によって川向町に建てられ、『宇都宮天主公教会』として創立されました。
1895(明治28)年には、現在の松が峰に土地を移し、創立130年、聖堂は献堂90年を越える歴史があります。
| 1888年 | 宇都宮天主公教会 創立 |
| 1932年11月23日 | 聖堂完成(畳敷き聖堂) 聖堂聖別式挙行 |
| 1938年 | 松が峰幼稚園設立 |
| 1943年 | 鐘楼の鐘を金属回収で供出 |
| 1945年7月12日 | 空襲により罹災 |
| 1947年 | 聖堂復元工事完了 |
| 1966年 | ひざまづき台取り外す 聖堂内上履き廃止 |
| 1972年 | 納骨堂完成 |
| 1974年 | 聖母の石像完成・設置 |
| 1976年 | 照明と窓ガラスの取替え |
| 1977年 | 祭壇改造 |
| 1978年 | パイプオルガン奉献式 披露演奏会 |
| 1980年 | 聖堂大屋根を銅板に葺き替え 聖母石像を植え込み内に移す |
| 1981年 | 聖堂内の電気配線・拡声設備改修 |
| 1982年 | 聖堂献堂50周年 アンジェラスの鐘設置 聖堂が日本建築学会『日本近代建築総覧』に選定される |
| 1985年 | 聖堂・祭壇・内陣・窓枠改修 新祭壇祝別式 |
| 1986年 | 双尖塔・香部屋の銅屋根の葺き替え 石塀の改修 |
| 1987年 | 建築物整備長期計画策定委員会発足 |
| 1988年 | 教会創立100周年 |
| 1998年 | 国の『登録有形文化財』に選定される 聖別式塗油記念の燭台設置 |
| 2000年12月 | エレベーター新設 ライトアップ点灯式 |
| 2001年4月 | 聖堂修復工事完工 |
| 2002年 | 宇都宮市『まちなみ景観大賞』受賞 |
| 2003年 | うつのみや『百景』に選定される |
| 2004年12月 | 大谷石雨どい『カン蛙(かんがえる)』設置 |
| 2005年9月 | 『聖マリアの誕生』イコン完成・設置 |
| 2006年 | 聖堂天井の塗り替え パイプオルガンオーバーホール実施 『大谷石百選』に選定される |
| 2007年 | 聖堂献堂75周年 大谷石造り屋外トイレ設置(松が峰幼稚園70周年記念) |
※『松が峰教会月報』2007年11月号より
聖堂
松が峰教会の聖堂は、スイス人の建築家マックス・ヒンデル氏の設計による建築物です。
また、ヒンデル氏の日本における代表作の一つであり、最後の教会建築作品でもあります。
聖堂の内外壁に用いられている大谷石は、旧帝国ホテルに用いられた場所と同じ大谷の採石場から切り出されたものに、石工職人によりさまざまな意匠が施されています。
※大谷石についての詳細は大谷資料館をご覧ください。
古代および中世初期の教会建築とロマネスク様式によって建設されており、日本では数少ない双塔を持った教会建築です。
- 昭和6年7月起工
- 昭和7年11月20日竣工
- 設計者 マックス・ヒンデル
- 施工統括者 宮内初太郎
- 石工棟梁 安野半吾
- 工事費 53,000円
- 工員 延べ36,000人
- 大谷石造り(鉄筋コンクリート・一部木造)
※『松が峰教会月報』2007年11月号より
パイプオルガン
松が峰教会のパイプオルガンは、1978(昭和53)年4月に奉献されました。
このオルガンは、カトリック典礼にふさわしい音であること、松が峰教会のミサに最適な音色を備えていることを条件に検討、設計、施工されたバロック様式のオルガンです。
- 設計・作成 Winfried Albiez(ドイツ・バイエルン州リンダウ)
- 組立 須藤 宏、Eddy Ottes
- 整音 須藤 宏、Eddy Ottes
- 完成 1978年3月
- 奉献 1978年4月2日(白衣の主日)
- 保守点検 木村オルガン工房(千葉県)
オルガン仕様 |
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| 第一手鍵盤 | 第二手鍵盤 | ||||
| Hauptwerk | 56鍵 | Brustwerk | 56鍵 | ||
| 1 | Principal | 8フィート | 9 | Gedeckt | 8フィート |
| 2 | Spillpfeife | 8フィート | 10 | Rohrflöte | 4フィート |
| 3 | Oktav | 4フィート | 11 | Nasat | 2&2/3フィート |
| 4 | Gedecktflöte | 4フィート | 12 | Principal | 2フィート |
| 5 | Quinte | 2&2/3フィート | 13 | Terz | 1&3/5フィート |
| 6 | Waldflöte | 2フィート | 14 | Quinte | 1&1/3フィート |
| 7 | Mixtur(3〜4f) | 1&1/3フィート | 15 | Oktav | 1フィート |
| 8 | Trompet(寄贈) | 8フィート | 16 | Krummhorn | 8フィート |
| Tremulant | |||||
| 足鍵盤 | 30鍵 | ||||
| 17 | Subbas | 16フィート | Couplers | ||
| 18 | Pommer | 8フィート | II-I、I-P、II-P | ||
| 19 | Choralbass | 4フィート | Combination 4 +Pleno | ||
| 20 | Rauschbass(2f) | 2&2/3+2フィート | |||
| 21 | Fagott | 16フィート | 鍵盤アクション-木製トラッカーアクション | ||
| ストップアクション-電動式 | |||||
| パイプ総数 1,244本 | |||||
※『パイプオルガン奉献25周年記念にあたり』より
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